- いよいよ勝負の時
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2010.10.30 Saturday弊社の森のジェル・ドレッシングがそごう西武百貨店の定番商品として採用されました。まず第一弾は、新装された西武渋屋店の食品館に並びます。いままでのようにスポット商品ではなく、ちゃんと棚のある定番商品です。v(^^)v東京時代は西武渋谷及びパルコには良く出かけたので、感激ひとしおです。採用になった理由は、先日池袋と横浜で開催されたイタリアンフェスタで馬鹿売れし、バイヤーの目に留まり、本採用となりました。イタリアンサラダと一緒に試食販売したら、飛ぶように売れました。ノンオイル、ローカロリーで自然食材のみを使用した商品作りが正しかったです。賞味期限が短く、商談会では色んなバイヤーの厳しい意見もいただいておりましたが、やはり理屈ではなく、バイヤーは売れる物をほしがります。この先、首都圏近郊のそごう西武全店から始まり、系列のシェルガーデンへと広げて行くような事をご連絡いただきました。ありがたいと共に、とても緊張しております。ただの1本でも不手際があったら、今までの苦労も台無しであり、またお世話になった方々の信頼を失います。また、東京の超ど真ん中の食品売り場のドレッシングコーナーは見渡す限り国内外の商品が並んでおります。その中で勝負しなければなりません、結果として売り上げが伸びなければ、棚落ちします。しかし、外国製品や大手メーカーのオイルべたべたのドレッシングとは差別化できると思っています。いよいよ、勝負の時が来ました。
- 柚子在庫
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2010.10.28 Thursday県内各JAで大量の柚子在庫を抱えて苦しんでいます。豊作と消費の冷え込みが影響したようです、たったの3年前には柚子不足で8月には県内の柚子在庫が底を付き、大きく取り上げられたものでした。今年のJAの引き取り価格は昨年の約65%です、しかも今年は昨年の70%程度の収穫量予想です、そうすると農家の収入は昨年の45%程度まで落ち込みます。これでは収穫のために臨時雇用すると、人件費ですべて消えてしまいます。(弊社は今年の収穫分は、自社加工用ですべて使用しますので、影響はないです。)農家は家族で取れるだけ取ってあとは、放置するという状態になるでしょう、しかも剪定などの手入れもしなくなるために、柚子の木は急速に弱り、荒れてしまうでしょう。4-5年前はそんなふうに捨てられた柚子農園が多数ありました。弊社はその柚子農園を借り受けて事業を興した訳です。昨年までの豊作、高値の状態では、弊社が借り受ける農園は無かったと思います。こう考えると、何が幸いするか分かりません。やはり農業は2-3年の短期で考えないで、10年スパンで考えるべき産業と思います。この価格下落で高齢者が柚子農園を手放していくと、5年後にはまた柚子不足になるでしょう。弊社の農園はだいたいその頃から収量が最盛期を迎えます。楽しみにしておこう。
- 黒船来襲
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2010.10.25 Monday22日の農業新聞の、TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)に関する記事から。前原外務大臣「日本のGDPにおける第一次産業の割合は1.5%である、これを守るために残りの98.5%が犠牲になっている。」ちなみに農業生産額は約8兆円、パナソニック1社の売り上げ総額は約9兆円です。管総理大臣「黒船が来た、幕末には攘夷と言っていたが、最後は開国した、この意味を国民に理解してもらう必要がある」また、23日の農業新聞TPPが実施されると自給率は14パーセントにまで落ちる試算らしいです。しかし、日本のトップのTPPに対する基本的な考え方は、農業新聞の記事からも明確です。日本の農業政策にとってかつてない大きな転換期が近づいている予感がします。しかし、日本の農業が廃れると、食料が「レアアース」と同じように外国に外交上の切り札として使われる事は間違いないでしょう。実際に、中国では国内消費が増大して、購入価格も上昇基調で、別に日本に輸出しなくても良いという状態になってきています。私の考えとしては、今の流れは、農業にとってむしろ、良い転換期になるのではないかと考えます。TPPが実施されて、自給率が下がり輸入依存が高まる、しかし自然条件や外交上のトラブルで外国からの輸入がストップする、そうすると食料を持っている高知県などは県内産の食料でなんとかなります、しかし東京に地方からの食料が入らなくなったり、高価格になったりしたら、困るのは都会の人たちです。都会の人たちは、よーく考えておかないと、戦時中や戦後のような事態になりますよ。みなさん農業を頑張りましょう。
- 香美市地域雇用創造協議会
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2010.10.23 Saturday22日は香美市地域雇用創造協議会の農業講座に参加しました。香美市は私のテリトリーでは無いのですが、お願いして参加させていただきました。どうしてかと言うと、講師がこの方だったからです。ナチュラルアートの鈴木社長です、私が師と仰ぐ人物です。2年前の出会いから私の農業に対する考え方が明確になりました。農業なんてあまりもうからない業種です、自然のリスクも高く労働時間も長い、なのになんで農業を選んだのか?それまでは自問自答する時もあったのですが、この方との出会いにより答えが見つかりました、それ以後は迷わずまっすぐ進むのみです。懇意にしていただき、おかげさまで大手百貨店等への販路も拡大しております。日本の農業は難しい時期を迎えております、新聞を賑わいしている「TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)」です。これを乗り切るのはやはり「信念」「情熱」「志」という所だと思います、私は鈴木さんは農業界の「坂本龍馬」だと思っております。彼を中心にして、ここ数年の内に農業界が大きく動くような予感がします。本日も熱い講演でした。
- FTA
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2010.10.20 Wednesday最近テレビや新聞などでよくFTAと言う言葉を目にする。FTAとはWIKIPEDIAによると自由貿易協定(じゆうぼうえききょうてい、英: Free Trade Agreement, FTA)は、物品の関税、その他の制限的な通商規則、サービス貿易等の障壁など、通商上の障壁を取り除く自由貿易地域の結成を目的とした、2国間以上の国際協定である。韓国がEUとFTAを結びました。工業製品の関税がゼロになり日本製品に対して競争力が高まり驚異になるという事らしいです。テレビのコメンテーターは韓国に遅れる事無く、日本も早くFTAを結ぶべきだと言うコメントが多いです。しかし、日本が安易にFATを結ばないのは、海外から安価な農産物や食料品が無関税で日本に入って来れば、日本の農業は壊滅する事が分かっているからです。また、それに対して農家に支払うべき補助金は年間4兆円に達するという事です。韓国はどうなのかなと思っていたら、19日の農業新聞に記事が出ていました。やはり、韓国でも農家は壊滅的な打撃だそうです、元々農産物の生産量は少なく輸入に頼っているのですが、養豚農家は多くこのFTAで韓国内の養豚は成り立たないらしいです。韓国のマーケットは日本に比べて5分の1程度なので、工業製品は国内消費だけでは成り立たず、輸出に依存する比率が大きいので、農業を切り捨ててでも、工業製品を売ることが国の発展のためには必要だと言う判断なのでしょう。工業製品は韓国勢に押されています、しかしながら日本の農業を切り捨てるような政策はできる訳もなく、政府には難しい舵取りが要求されますね。一説によると、日本とFTAを結び工業製品の関税がゼロになればEUやアメリカの企業は成り立たなくなるので、向こうから結びたがらないと言う記事もあります。やはり日本ブランドは健在です。また、これから韓国農業の今後の状況を注意深く見守っていきたいです。
- 柚子部会
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2010.10.14 Thursday昨日は地元JA 土佐れいほくの柚子部会に出席しました。弊社はJA組合員で柚子部会に入っており、自社加工品に使う果実以外はJAに納入しております。昨年、一昨年と全国的な豊作とリーマンショックによる消費冷え込みにより、柚子の在庫がだぶつき価格は下落しています。柚子は高知県の特産品であり、各JAとも価格を維持し頑張っておりますが、他府県から大量にしかも安価な柚子が流通してきており、販売に苦慮しているみたいです。他府県は馬路の柚子ブーム以降の流行に乗って、他の果樹から転作で栽培しているため、価格が下落し旨みが無くなったら、また他の作物に転作するでしょう。そのため在庫は安価でも売りさばきたいでしょう。しかしながら高知県はそういうわけにはいきません。特産果樹として守って行かなければなりません。今年の買い取り価格は、昨年の70%程度です、組合員も困っていますが状況を理解し、特に大きな異論もありませんでした。高知県の柚子が、全国的に圧倒的なブランドとなれば、他府県や韓国の安価な柚子は恐れる事は無いのですが、まだそこまでは行っておりません。柚子は園芸連扱いでは無いので、各JAともそれぞれ営業活動を行っておりますが、単独営業では弱く、やはりオール高知で攻めるべきだとおもいます。弊社の場合は、最終的には自社栽培の果実は、全て自社の加工品で販売していと言う目標があります。まだまだ道は険しいですが、頑張ります。人間界の色んな状況とは無関係に、今年も柚子は順調に生育しております。
- 一期一会
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2010.10.11 Monday先日ネットを通じて宮城県の方から問い合わせがありました。「今度生まれた娘に柚月(ゆづき)という名前を付けました、内祝いに柚子のギフトセットを使いたいのですが、のしや手提げ袋の対応はできますか?」「もちろんできます」とお答えしました。大変ありがたい事です。遠く離れた宮城県の方から、大事な娘さんの内祝いに弊社の商品をお使いいただける。しかもけっこうな、まとまった数量でした。商品開発の段階から、こういう用途を想定しておりましたので、全力を挙げて制作させていただきました。ご満足いただけると良いのですが。一期一会とはWIKPEDIAによると『あなたとこうして出会っているこの時間は、二度と巡っては来ないたった一度きりのものです。だから、この一瞬を大切に思い、今出来る最高のおもてなしをしましょう』
- 早明浦-e商店街
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2010.10.07 Thursday土佐町で運営されている「土佐町e商店街」を紹介します。このサイトは土佐町雇用創出協議会が運営しているサイトで、土佐町の特産品の紹介と販売拡大により、各事業所の売り上げアップを図り、雇用を創出しようとするものです。最近けっこう面白いのが、サイト管理者の松山さんが書いている「ふーさんの繁盛日記」というブログです。嶺北の様々なジャンルの人々を取材し、紹介するという内容です。高知県の人気ブログランキングの7−8位に上がって来ました。私にも話があったのですが、写真を撮られたりするのが苦手なので、(カメラを向けられると顔がこわばり、怖くなります。ー_ー)この手のものは、やんわりとお断りしていたのですが、地域のためと思い取材をお受けする事になりました。記事の内容は、大変気に入っております、松山さんのゆるい感じの文章が、とてもいいです。写真もなかなかの腕前です。ここで、一言だけ言っておきたいのは、苗を植えている柚子園が草だらけなのは、わざとです。夏の強い日差しと乾燥、そして昨日のような集中豪雨から表土の流出を防ぐために、あえて草ぼうぼうなのです。けっして管理の手抜きではありません。でもさすがに生えすぎたので、今日から刈ります。^^)他にも面白い内容が盛りだくさんなので、ぜひ見て下さい。投票も忘れずに。
- FM高知
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2010.10.01 Friday9月30日は、FM高知の「チェンジ・ザ・高知大学」という番組に呼ばれて出かけました。番組案内によると「大学 関係者・卒業生・在学生がゲストとして出演し、その専門分野の話や高知大学での思い出話などを通して、ゲストの 人となりや高知大学の今後のビジョンについて紹介しています。番組では、高知大学のこれまで歩んできた道と、これから創造してゆくべき道を、地域に根ざした方々の言葉で紡いで いきます。ぜひお聞きください。」と言う事です。放送は毎土曜日18:30−18:50です。私も高知大学にはお世話になっているにも関わらず、この番組の存在を知りませんでした。というか、わたしの住んでいる土佐町ではFM高知は入りませんー_ー)今回、土佐FBC関連のテーマで放送するという事で、私がゲストで呼ばれました。生放送ではないので、気は楽ではありましたが、いざスタジオに入り、マイクを前にするとやはり旨くしゃべれません。パーソナリティーの谷本さんの質問に返答が微妙にずれていくのを実感しながらも、どうしようもありません。^^)高知大学の話のはずが、弊社の事業展開の話が大部分を占めてしまいました。あとは、プロのテクニックで旨く切り貼りしていただけるのを期待しております。高知大学の広報番組という事ですが、弊社の商品の宣伝を随分していただきました。ありがとうございます。放送は10月16日 午後6:30からです。